小さな小さな命に生きる事を許してやって下さい・・・

今月13日に三田市環境創造課から1本の電話が入りました。

市内ニュータウンの住宅街の中で、生まれたての子猫の鳴き声がするという相談があったと。

とりあえず連絡先をお聞きし連絡を入れ、体温低下処置をしてお待ちくださいとお伝えしました。

仕事の用を済ませ駆けつけると、目を疑う光景が・・・

2軒の離れたお宅のそれぞれの庭に、1匹ずつの生まれたての子猫が地面に転がっていた。

タオルで包むこともなく風や直射日光にさらされ、恐らく生まれてから8時間以上もの間この状態で鳴き続けていたと思われる。

まさかこのような状況とは想像せず、キャリーケースだけ持って駆けつけたがとりあえずフリースに包んでいつもの獣医さんへ直行。

胎盤を切り離してもらっています。

低体温症になっていたので、すぐに湯たんぼで温めてもらい全身をチェック。

1匹は65g、もう1匹は75g。さて、この子たちは生きていくことができるのだろうか・・・

そんな事を考える暇もなくその日から授乳のお世話が始まりました。

1週間が過ぎこんな風にそれなりに成長しています。

おそらく初乳も飲めていないはずなので、この子たちは免疫力がゼロの状態。

一度の風邪や細菌感染が命取りになります。

でも、健気に必死に生きようとしています。

そして先日生後11日目で目も開いてきました。

この子たちは若い野良猫のお母さんが初めての出産でパニックになり、育児放棄されたのだと推察します。

子猫も生後4ヶ月になると繁殖行動が可能になります。

子供が妊娠、出産をするのです。

子猫だと思ってかわいそうに思い、ご飯をあげていたら間も無く子猫を連れてきたという話はたくさん耳にします。

この子たちはたまたま私どもの手に預けられましたが、これはほんの一部です。

ほとんどの野良猫の子供は十分な栄養が与えられず、痩せこけたり風邪をこじらせて思い病気にかかったり、烏に襲われて目を潰されたり、車にはねられたり・・・

こんなかわいそうな命が生まれないように、TNR活動を頑張りたいと思います。

皆さんも、餌をあげるならどうか不妊手術を施してやって下さい。

その方法がわからない方はご遠慮なく当方へお問い合わせ下さい。

これ以上不幸な命が生まれないようにどうかご協力お願い致します(タカハタ )

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