餌をあげ始めたら最後まであげてください!!
さんだねこCLUBがTNRをした現場のお話です。
11月いっぱいでこの場所で野良猫達に餌をあげることができなくなります。
この場所とは三田市のある家の裏庭で、元々このお宅のお母さんが長い間この場所で野良猫に餌をあげておられました。
お母さんもお年を取られ増えてしまった野良猫に心を痛めておられたので、これ以上増えないようにさんだねこCLUBがTNRをした後は、お母さんの了解の元、個人ボランティアさんが代わりに餌をやりながら餌場の清掃やトイレの管理、そしてこの場所に来る猫達の管理をして下さっていました。そのお手伝いで私も週3日こちらへ通っていました。
ところが突然「今月いっぱいでこの場所で野良猫に餌をやるのはやめて欲しい」と言われたのです。写真には写っていませんがまだまだたくさんの猫がこちらの餌場へご飯を食べてきています。
暑い夏も寒い冬もこの場所の餌で命を繋いでいるのです。
でも、この餌場が個人の敷地で所有者である家主に断られると私たちにはどうすることもできません。可哀想だからと安易に野良猫に餌を与え、増えてしまっても手術もせず、ご近所に文句を言われたからと突然餌やりをやめる・・・
人間の身勝手に翻弄されて、それでも健気に必死で生きている野良猫達の明日はどうなるのでしょう。弱い立場の命を軽視するあまりの残酷で無責任な振る舞いに呆れて言葉もありません。
これから寒さも厳しくなります。どうか早く新しい餌場が見つかりますように・・・先日餌場の脇で亡くなったキジくんがお空から仲間を餌場に導いてくれますように・・・と私たちにはそう願うことしかできません。残念です。悲しいです。辛いです。
どうか猫が可哀想と言って餌をあげ始めた優しい人なら、最後(猫が来なくなる)まで餌をあげて下さい。お願いします!! (カワグチ)