二転三転のねこ愛・・・
令和2年が明けたと同時に舞い込んできたご相談。
市内マンションの1階ベランダにご飯を食べに来る親子猫4匹のこと。
ママ猫は、実は一昨年マンションの駐車場に停めていたこのお宅の自動車のエンジンルームに、きょうだい猫と一緒に2匹で入り込んでいたらしい。
ママ猫がまだ子猫だった頃の話です。
エンジンを掛けたと同時にもう1匹のきょうだいは巻き込まれて即死。
この子だけ助かって、可哀想だからとこのお宅のベランダでご飯をもらって生きていました。
ここのお宅には猫アレルギーの息子さんがおられ、どうしても猫との同居は出来ないのでした。
この段階で避妊手術をしていれば良かったのですが・・・あとの祭( ´Д`)
その子が去年の秋に3匹の子供を連れてやってきた。
今回のご相談はこの親子猫4匹の不妊手術と子猫の保護と里親募集の件でした。
3台の捕獲器と1台の折り畳みケージをお貸しし、捕獲予定日の1週間前からその中で食事をし、捕獲器に慣らしてもらっていました。
そして万全の体制と保護親さんの積極的なご協力の元、4匹全て予定通り捕獲し無事不妊手術を完了。
予定では子猫達はそのまま当会が保護して里親探しをすることになっていました。
ところが手術当日の朝、相談者さんから4匹ともベランダでご飯をあげてお世話しますと連絡が入ったのです。
そういうことなら、この子達が猫生を全うするまでちゃんとご飯をあげて、ベランダにお家もトイレも用意してお世話することを約束してやって下さいねとお伝え。
つまり、保護→TNRへと予定変更!!
この相談者さんなら後々ちゃんと面倒をみて下さると確信出来たので、それもまぁ一つの尊い選択かなと。
後日、お貸ししていた捕獲器などを撤収に行きましたら、なんと!親子猫がこのお宅の納戸に3段ケージを用意してもらって仲良くいるのです(( °ω° ))
訳を聞いてみれば、仲の良い4匹を見ていたらどうしても引き離せなかったけどこの寒空に放すのはあまりに可哀想だと。
一旦ここで保護して里親さんを探してやろうかなと思っていますと。
ここで、TNR→保護へとまた計画は逆戻り!
でもでも、里親さんが見つからなかったらやっぱりベランダでお世話しますと保護親さん。
ん?ん?ん?
ここでまた、保護→TNRか?
話が二転三転し、どちらかというと単純な私の頭を整理するのが大変でしたが、これも保護親さんの猫愛の深さだと思いなんとか応援したいと思います。
どの子もお母さんやきょうだい達と一緒にいるので、精神的に安定していて社会性も身につけ、とてもいい子ばかりです。
1匹でもずっとのお家が見つかれば嬉しいです。
よろしかったらこのホームページの「里親募集中!!」のコーナーを覗いてみて下さいね。(タカハタ )