あっという間に13匹

市内ニュータウンの閑静な住宅街で猫による糞尿トラブルが発生しました。

増えた猫たちが近隣の畑を荒らす、住宅の庭に入り家庭菜園に糞尿をして掘り起こすなど。

被害を受けた住民の方々が自治会に相談され、自治会が市の協働推進課に相談に行かれ、協働推進課から環境創造課へこの問題が回され、環境創造課から三田市猫の連絡協議会へと解決に向けての協力要請がありました。

そこで、三田市猫の連絡協議会の構成メンバーの中で唯一の現場実働部隊である「さんだねこCLUB」が動いた訳です。

幸い餌やりの男性は「増やした責任で不妊手術費用を全て負担します」と理解、協力を示して下さり今回の一斉TNRに至りました。

合計10頭が大阪府池田市の猫の不妊手術専門医療機関「のらねこさんの手術室」で不妊手術を受けました。

写真の中の1頭はまだ幼く、体重が1000グラムに満たなかったので手術はお預けとなりました。

最初は1頭のオスを未手術で内外飼いしたことから始まったようです。

人間の油断と身勝手であっという間にこんなに増えてしまいます。

今回の10頭の中には妊娠中の女の子が3頭。

合計20匹の胎児を堕胎することになってしまいました。

ご飯をあげるなら手術を責任を持ってしましょう!の典型例です。

可哀想なことをしたとやりきれない気持ちでいっぱいです。

手術を済ませた子達は再び生活をしていた場所に戻しました。

今後は不妊手術をしたことにより、雄のメスを巡ってのスプレーや喧嘩など問題行動は減るはずです。

これ以上この場所で猫が無制限に増えることも防げます。

もちろん、餌やりさんはこれまでの猫による被害が極力少なくなるよう、今回捕りこぼした子の捕獲と手術、新顔の猫が現れたらまた不妊手術をするなどの努力が必要です。

さんだねこCLUBもできるだけの協力は致します。

猫たちに罪はありません。

全ては人間の問題です。

人が街に住んでいるように猫も街に住んでいます。

人間だけの街、地球ではありません。

どうかこの子たちを静かに見守って頂きたいと思います。

そして猫の嫌いな人は「猫を無視する協力」をお願いします(犬猫みなしご救援隊中谷代表の言葉)

人間に取って邪魔な物、不要なものはなくせ、処分しろという時代はとうに終わりました。

弱い立場の者に対してどれだけ温かい環境であるか・・・そこが豊かな街、豊かな国の指標だと思います。

それを正面から考え直さなければいけない時期に十分きていると思います。

何卒、何卒よろしくお願い致します(タカハタ )

Followよろしくニャ!